馬主登録の申請から愛馬の引退に至るまで、馬主のライフサイクルをイラストでご紹介します。
イラスト:おがわじゅり
※当コーナーのイラストはイメージです。馬名、勝負服等は架空のものです。
まずは中央競馬の馬主になるために馬主登録の申請。写真や住民票、戸籍謄本、所得や資産についての書類などを揃えて申請を行います。
申請書類はJRA本部、全国のJRA競馬場のほか美浦・栗東のトレーニング・センターでも受け付けています。申請から登録までには4~5ヵ月程度かかります。
審査に通り馬主となったら競走馬の購入です。牧場で直接馬を購入する「庭先取引」のほか、当歳(0歳)~1歳馬を扱うセール、2歳馬を実際に目の前で走らせて購入する「トレーニングセール」など「セリ市」でも購入できます。
所有馬に騎乗する騎手がレースで着る「勝負服」のデザインはその馬主だけのもの、規定の色と柄の組み合わせで登録します。馬の名前も自分で決めることができます。
馬主記章(バッジ)を付けていれば、所有馬が出走するパドックや、検量室前などへも行くことができます。馬主の醍醐味です。
トレーニング・センターはもちろん、牧場で休養中の愛馬を訪ねるのも楽しいもの。競馬場とはまた違った表情を見せてくれるでしょう。
愛馬が出走レースで見事勝利!小さな頃から成長を見てきた愛馬の勝利は、馬主として最高に嬉しい瞬間です。どんなレースでもそのひとつひとつの勝利に喜びがあります。
レースで見事1着になれば、調教師や騎手とともに表彰式。家族や友人など同伴者も連れていくことができます。
長らく頑張ってくれた愛馬もついに引退の時。活躍した牡馬や多くの牝馬は繁殖馬として牧場に戻ります。愛馬の仔たちが活躍することも馬主の魅力のひとつ、さらに夢が広がります。